機械システム工学科Depar tment of Mechanic al Systems Engineering

産業を支える
基幹機関技術を
学びます

車や航空機などの輸送機械,テレビや冷蔵庫などの家電製品,時計やカメラなどの精密機械だけでなく,プラスチック製品や衣料品さらには加工食品などを作るときにも機械工学の知識が必要です。

このように機械工学を学んだエンジニアは,工業製品を生産するすべての分野で必要とされており,特に最近では,従来の機械工学の知識に,コンピュータの知識を応用・融合させることが求められています。

そのため,機械システム工学科では,全学年において,コンピュータを使った授業を行いながら,各分野(熱・流体,材料・材力,生産・設計,情報・制御)の授業で専門知識や技術を学び,機械実習・製図・機械工学実験や第5学年での卒業研究などにおいて総合的に応用していきます。

これら全てに
機械工学が生かされています

エレベータ
ロボット
航空・宇宙
エコ発電機
リニアモーターカー
建設機械
携帯電話
エアコン
食品製造機械
医療・福祉機器

5年間の学びを通して
実践的エンジニアを養成します

地球環境・社会と調和できる実践的エンジニア
1・2年生の実習風景

エンジン分解・組立で工具の使い方などを学習

ゲームを作成しながらのプログラミング基礎学習

2・3年生の実習・授業風景

CNC旋盤の実習

プログラミング学習の様子

3年生の実習風景

四軸クレーンの製作実習

材料の切断

4・5年生の実験・実習風景

シーケンス制御実験

自作した課題競技ロボットの競技会

3D CADによる手巻きウインチの設計

5年生 卒業研究

3Dプリンタ製ハンドの製作

投てき競技支援ロボット

フォーミュラ形状周りの流体シミュレーション

入学者に求める能力と適性アドミッションポリシー

  • 1科学とエネルギー・環境の関わりを学びたい人
  • 2モノづくりによって世の中を幸せにしたい人
  • 3グローバルな視野を持って、国内及び国際社会で活躍したい人
  • 4機械に興味を持ち、未知のことにチャレンジする人
  • 5いつも夢を持ち、その実現まであきらめないで努力を続ける人

卒業認定方針ディプロマ・ポリシー

全学科共通の卒業認定方針以外に所定の単位を修得し、
かつ以下のような能力を身につけた学生に卒業を認定します。

  • 機械四力学、材料・加工、設計、計測・制御、エネルギーなどの知識と、機械工学に必要な考え方を身につけ、地球環境に配慮した機械システムを創造することができる。
  • 機械システムに関する総合的分野の実践力を身につけ、社会的課題に対応できるように、他者と協働しながら自主的に行動することができる。
  • 自らの専門分野を中心として他分野に渡る課題を発見したり、問題を解決できる力を身につけ、広い視野を持った思考力と創造性を発揮して、地球環境に配慮した機械システムを創造することができる。

教員からのメッセージ

岡田 昌樹 教授
機械システム工学科長

先端を駆けるメカニカルなシステムをクリエイトする。

私たちの生活は、「機械」と「システム」の組み合わせによって、とても便利になっています。身近なものでは、携帯電話という機械とインターネットというシステムが組み合わされて、スマートフォンになり、自動車や航空機という機械もセンサを用いたシステムを組み合わせて、安全性を向上させ、自動運転の可能性を拡げています。

また、医・食・住に分けて考えますと、最近の医療診断はシステム化され、手術は機械が補助します。人間の体もロボットやAIでサイボーグ化されつつあります。食分野においても、農業や漁業の作業から、素材加工・調理・販売において、自動化された機械とシステムが活躍しています。

住分野も、住宅の建設から宇宙開発に至る広い領域で機械が効率的に進化し、電力ネットワークや人工衛星などのシステムは、私たちの暮らしをますます快適なものにしています。

機械システム工学科では、このような機械とシステムの専門家になるための勉強をし、社会の発展に貢献します。私たちは、大衆の知らない知識を有するため、プロフェッショナルとしての責任を負いますが、家族や友人、そして世界の人々の幸せのために役立てることは、この世に生まれてきた大きな価値があります。

機械とシステムの専門家になって、人類の未来を一緒に創っていきましょう。