科目名 |
機械設計演習T |
JABEE科目 |
科目CODE 134 |
学年・学科等名 |
第4学年 機械システム工学科 |
担当教員 |
宇野直嗣(8002)・後藤孝行(8006) |
単位数・期間 |
1単位 前期 |
総時間数 |
45時間(含:自学自習・中間試験) |
教 科 書 名 |
プリント(設計方針,計算式,図表,資料など) |
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補 助 教 材 |
機械製図改訂版(津村利光編 実教出版), 大学演習 機械要素設計(吉沢武男編 裳華房) SolidWorks操作マニュアル(宇野直嗣 著) |
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参 考 書 |
3次元CADから学ぶ機械設計入門(岸佐年ほか5名共著,森北出版) |
A 教育目標
機械工学の総合化を目的とする教科目の1つであり,設計製図の精神を理解するとともに,設計能力とCADによる製図能力を養うため,3D-CADの基本操作方法,機械製品の設計方法の基礎と応用を習得する。
B 概要
前半は3D-CADの基本操作の修得を行なう.後半は手巻きウインチの設計のうち基本的部品の設計計算とそれらのモデリングを行なう。各自に与えられた設計仕様に対して,製図作成と設計計算を交互に行って,強さ(材料力学など),動き(機構学など),製作方法(機械加工学など)を検討し,形状,寸法,材質,製作工程を決定する。また,JISなどの規格,標準品などを適切に使用することが求められる。なお,設計図面の作成は3D-CADで行う。
C 教育目標との対応
本校の 教育目標 |
機械システム工学科の 教育目標 |
教育プログラム 科目区分 |
教育プログラムの学習・教育目標 (JABEE基準:c, d, e) |
||
B |
(4) |
基礎工学科目 設計・システム系 |
A-2 (30%) |
D-1 (40%) |
D-2 (30%) |
D 学習上の留意点
各自が自宅学習にて設計活動を随時進めていかなければ,授業時間のみで課題をこなすことは不可能である.自学自習の時間を含め各自の自主性,計画性および積極性が強く求められる。
E 評価方法
設計計算書と設計図面(75%),設計計算と設計製図の取組(25%)にて評価する。
F 授業内容 演習:授業30時間,自学自習 15時間 総時間数 45時間
授業項目 |
時間 |
内 容 |
教育 プログラム |
T.ガイダンス |
1 |
・機械設計演習の評価方法と授業の進め方についての説明. |
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U.3D-CADの基本操作の修得 |
・3D-CADにより,簡単な部品のモデリングができる. |
A-2 D-1 D-2 |
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(1)簡単な部品のモデリング |
5 |
・3D-CADにより複数部品のアセンブリができる. |
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(2)複数部品のアセンブリ |
4 |
・3D-CADでモデリングした部品から,図面を作成できる. ・3D-CADのライブラリデータを活用できる. |
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(3)平歯車のアセンブリ |
2 |
・3D-CADで平歯車のアセンブリができる. |
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(4)図面,組立図および分解図 |
2 |
・3D-CADでアセンブリしたモデルから,組立図や分解図を作成できる. |
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(前期中間試験) |
2 |
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V.手巻きウインチの設計製図(前編) (1)課題説明 |
1 |
・課題を進める上での予定について説明をするので,各自がしっかりと予定を計画することに努めること。 |
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(2)ワイヤーロープの選定,巻胴の設計計算 |
1 |
・実際に機械設計を実体験することで,留意点と心構えの重要性を再認識することができる。 |
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(3)歯車の設計計算 |
2 |
・機構学と機械要素設計の知識から手巻きウインチの作動原理を説明できその設計ができる。 |
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(4)計画図の全体配置,ブレーキ装置の計画と設計計算 |
2 |
下記の関連科目を総合的に応用する力が身につくと同時に,関連科目の重要性を再認識することができる。 |
A-2 D-1 D-2 |
(5)爪車と爪軸の計画と設計計算 |
2 |
・自らの計画に基づいて設計を進めることで,自主的かつ継続的に学習する力が身につけることができる。 |
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(6)計画図(歯車,巻胴,軸受け)の作成 (7)設計計算書の中間提出 |
6 |
・設計計算書の中間提出により,担当教員へ課題の進行状況を報告し,訂正が必要な箇所を明らかすることができる。 |
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(前期期末試験) |
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(後期中間試験) |
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(学年末試験) |
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◆自学自習 |
15 |
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与えられた課題について授業時間を含め自主的な学習と計画性が求められる。自学自習時間として最低15時間以上を要すると考えている。 |
G 関連科目
機械製図,情報処理演習,CAD/CAM,力学基礎,機械材料,機械加工学,材料力学T・U・V,
機械製作実習,機械創造実習,機械要素T・U
旭川高専2009 |