科目名 |
機械加工学 |
科目CODE 114 |
学年・学科名 |
第3学年 機械システム工学科 |
担当教員 |
岡田昌樹(8004) |
単位数・期間 |
2単位・通年 |
総時間数 |
60時間(含:中間試験) |
教 科 書 名 |
機械工作法(社団法人 雇用問題研究会) |
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補 助 教 材 |
プリント(資料,解説,図表など) |
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参 考 書 |
特に使用しない |
A 教育目標
ものづくりを行う上で必須の工作機械を用いた機械加工法について,各々の特徴を理解することで,機械加工法における体系な知識を身につける。
また,時代の流れとともに,高精度,高効率,環境対応,安全性など,多様な付加技術が複合的に要求されていることに対応して,現場における俯瞰的なものの見方を養い,最適な加工手法を選択できる能力も養う。
B 概要
@ 工作機械とその加工法について,原理を理解し,応用力を身につける。
A 切削加工と研削加工について,基礎的な理論を把握する。
B 仕上げ,組立て法について,原理を理解し,応用力を身につける。
C 鋳造,塑性加工,溶接について,原理を理解し,応用力を身につける。
C 教育目標との対応
本校の教育目標 |
機械システム工学科の教育目標 |
B |
(1) |
D 学習上の留意点
@ 機械加工法を身につけていくには,経験と知識の両方が求められる。従って,機械製作実習で使用した教科書及び自ら作成した報告書を再度熟読し,作業内容を思い出しておくこと。
A 機械創造実習で実際に経験するいろいろな加工現象について,疑問点は常に記録し,本科目で理論的に考察する習慣をつけること。
E 評価方法
定期試験4回(80%),授業態度(20%)にて評価する。
F 授業内容
授業項目 |
時間 |
内 容 |
1.汎用工作機械 (1)総説 |
14 |
各種汎用工作機械の加工原理,構造,作業条件等を理解して,適切な加工法を説明できる。 |
(2)切削系工作機械 |
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(3)研削系工作機械 |
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(4)その他汎用工作機械 |
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(前期中間試験) |
2 |
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2.NC工作機械 (1)放電加工機 |
14 |
各種NC工作機械の加工原理,構造,作業条件等を理解して,適切な加工法を説明できる。 |
(2)ジグ・取り付け具 |
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(3)NC工作機械 |
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(4)工作機械の試験・検査 |
工作機械の試験・検査法を理解して,適切な保全方法を説明できる。作業時の安全衛生についても説明できる。 |
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(5)工作機械の保全と安全衛生 |
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(前期期末試験) |
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3.加工理論 (1)切削速度,送り,切込み |
14 |
切削加工法の理論と現象を理解し,切削理論の基礎事項を説明できる。 |
(2)切りくずのでき方と構成刃先 |
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(3)切削抵抗 |
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(4)切削工具 |
切削工具と切削油の特徴を理解し,被削材との関係から,被削性について説明できる。 |
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(5)切削油剤 |
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(6)被削性 |
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(7)研削とその作用 |
研削加工法の理論と現象を理解し,研削理論の基礎事項を説明できる。 |
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(8)ラッピング |
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(後期中間試験) |
2 |
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4.仕上げ・組立て,他 (1)仕上げ法 |
14 |
機械加工ではできない複雑な形状の仕上げやきさげ作業,組立てやメンテナンスにかかる手仕上げの作業方法等を理解して適切な加工法を説明できる。 |
(2)組立て法 |
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(3)鋳造 |
複雑な形状の品物を一体で成形できる鋳造,材料に力を作用させて所定の形状に成形する塑性加工,金属を接合・切断する溶接について,その原理,作業条件等を理解して適切な加工法を説明できる。 |
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(4)鍛造(塑性加工) |
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(5)板金(塑性加工) |
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(6)溶接 |
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(学年末試験) |
G 関連科目
機械製作実習,機械創造実習,機械設計演習,卒業研究
旭川高専2009 |