科目名 |
固体化学 |
JABEE科目 |
科目CODE 227 |
学年・学科等名 |
第5学年 物質化学工学科 (材料化学コース) |
担当教員 |
片山則昭(8037) |
単位数・期間 |
1単位・前期 |
総時間数 |
45時間(含:中間試験) |
教 科 書 名 |
使用しない |
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補 助 教 材 |
プリント |
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参 考 書 |
基礎固体化学 村石 治人著 三共出版 |
A 科目の教育目標
固体材料の研究・開発は金属、セラミックス、ガラスなどの素材をもとに、電子材料、センサーなどの機能材料が作られており、その構造、物性、反応について学ぶことを目的とする。
B 科目の概要
初めは無機材料化学と同じ学習を一部重複する部分があるが、このことは復習の意味である。
つまり、基本である化学結合様式、結晶構造の特徴について解説する。
材料としてのセラミックス材料についても、様々な性質についても学習を行う。
C 本校の教育目標及び「環境・生産システム工学」教育プログラムによる学習・教育目標との対応
本校の教育目標 |
教育プログラム科目区分 |
学習・教育目標との対応(JABEE基準: c. d, e) |
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基礎工学科目 材料・バイオ系 |
A-2 (40%) |
D-1,2 (60%) |
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D 学習上の留意点
結晶化学に基づく構造、無機・物理化学に基づく物性、化学反応から成り無機物質を中心とした固体材料を化学的な側面で理解することがポイントである。
材料に関する英語表現のプリントを配布する
E 評価方法
定期試験2回(80%)、学習態度(小テスト・レポート等)(20%)にて評価する。
F 授業内容 講義: 30 時間,自学自習 15 時間 総時間数 45 時間
授業項目 |
時間 |
内 容 |
教育 プログラム |
1.ガイダンス |
2 |
授業の予定、進め方、評価 |
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2.結晶構造 (1)機結晶の分類
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2 |
固体について理解し説明できる。 |
A-2, D-1, D-2 |
2 |
共有結合結晶について理解し説明できる。 |
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6 |
イオン結晶(AB型、AB2型AB3型)について理解し説明できる。 |
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2 |
結晶構造を決定する因子について理解し説明できる。 |
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(前期中間試験) |
2 |
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(2)不完全な結晶 |
2 |
結晶の欠陥(格子の欠陥、不純物による欠陥)について理解し説明できる。 |
A-2, D-1, D-2 |
2 |
点欠陥(非化学量論的化合物)について理解し説明できる。 |
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4 |
線欠陥、面欠陥、非晶質固体について理解し説明できる。 |
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3.固体の電気伝導とイオン伝導 |
4 |
電気伝導性による材料の分類、絶縁体、半導体、及び金属の分類について理解し説明できる。 |
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4.固体の誘電性 |
2 |
セラミックスの誘電性について理解し説明できる。 |
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(前年末試験) |
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◆自学自習(15時間) |
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予習・復習時間および定期試験の準備のための学習時間を含む。 |
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G 関連科目 無機材料化学
旭川高専2007 |