科目名 |
化学工学 |
JABEE科目 |
科目CODE 222 |
学年・学科等名 |
第5学年 物質化学工学科 |
担当教員 |
高田 知哉(8036) |
単位数・期間 |
1単位・前期 |
総時間数 |
45時間(含:中間試験) |
教 科 書 名 |
解説 化学工学(竹内 他 著、培風館) |
||
補 助 教 材 |
配布資料(各種データ、演習問題) |
||
参 考 書 |
化学工学便覧(化学工学会 編、丸善) Excelで気軽に化学工学(化学工学会 編、伊東・上江 著、丸善) |
A 教育目標
4年次の化学工学(I)•(II)に引き続き、化学工学分野で用いられている単位操作について学び、それを通じて化学産業における製造プロセス設計のセンスを身につける。
5年次で扱う項目は以下の通り:ガス吸収、液液抽出。
B 概要
ガス吸収および液液抽出の定量的取扱いや基本的考え方について、演習を通して学ぶ。
C 本校の教育目標及び「環境・生産システム工学」教育プログラムによる学習・教育目標との対応
本校の教育目標 |
教育プログラム科目区分 |
学習・教育目標との対応(JABEE基準: c, d, e) |
||||
3 |
基礎工学科目 力学系 |
A-2 (30%) |
D-1,2 (70%) |
|
|
|
D 学習上の留意点
授業項目に関連している部分について、物理化学・熱力学の考え方を整理・復習し、計算に使われる種々の関係式の意味を理解することが必須である。
各回の授業では演習課題を課すので、必ず定められた期限までに提出すること。作図を要する問題が多く出てくるが、図はていねいに描くよう心がけること。演習課題はファイルにまとめて提出すること(添削した後、返却する)。
E 評価方法
定期試験得点(60%) 演習課題達成度(30%) ※受講態度(10%)
※受講態度:演習問題への取り組み・提出状況、授業時の聴講態度
※前期末の評価で60点未満である者については、定期試験の分を再評価するための再試験を、前期末に一回行なう。(再試験を経た場合の評価点の上限は60点とする)
F 授業内容 講義:30時間,自学自習15時間 総時間数45時間
授業項目 |
時間 |
内 容 |
教育 プログラム |
ガス吸収操作の概要、吸収平衡 |
4 |
ガス吸収とはどのような操作であるかがわかる。ガス吸収操作の設計の基本となるHenryの法則を理解し、それを応用した計算ができる。 |
A-2 D-1 D-2 |
ガス吸収操作の解析 |
10 |
二重境膜説について理解し、それに基づいて気液間の物質移動を扱うことができる。 実際のガス吸収操作の解析と計算ができる。 |
|
(前期中間試験) |
2 |
|
|
液液抽出操作の概要、液液平衡 |
4 |
液液抽出とはどのような操作であるかがわかる。三角座標を用いた液液平衡の取り扱いを理解し、それを応用した計算ができる。目的に応じた抽剤の選択ができる。 |
A-2 D-1 D-2 |
液液抽出操作の解析 |
10 |
単抽出、多回抽出、多段抽出について、実際の液液抽出操作の解析と計算ができる。 |
|
(前期期末試験) |
|||
◆自学自習 ・予習 ・復習 ・定期試験の準備
|
15 |
自学自習時間として、(1)日常の授業のための予習、(2)自宅での演習課題への取り組みによる復習、(3)定期試験の準備のための時間、を総合して15時間とする。 |
A-2 D-1 D-2 |
G 関連科目 一般化学,物理化学,熱力学,化学工学(3・4年次)
旭川高専2007 |