科目名 |
電子回路(T・U) |
JABEE科目 |
科目CODE 121 |
学年・学科等名 |
第4学年 電気情報工学科 |
担当教員 |
土橋 剛(8018) |
単位数・期間 |
2単位 前期(T)・後期(U) |
総時間数 |
90時間(含:自学自習,中間試験) |
教 科 書 名 |
アナログ電子回路(著者:藤井信生、出版社:昭晃堂) |
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補 助 教 材 |
プリント |
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参 考 書 |
アナログ電子回路演習(著者:石橋幸男、出版社:培風館) 線形電子回路演習(著者:柳沢、石橋、出版社:昭晃堂) アナログ電子回路(著者:石橋幸男、出版社:培風館) |
A 教育目標
ダイオード、トランジスタ、FETあるいはICを使った電子回路機器を作るための学問である。4年の電子回路の到達目標は、3年で学んだ電子回路の基礎の上に、電力増幅、演算増幅回路や発振・変調のより進んだ回路の計算ができるようになることである。
B 概要
前半で、帰還回路、電力増幅回路の増幅回路の基本部分についての学習を終える。
後半で、オペアンプと応用回路、発振回路、変調・復調回路について学ぶ。
C 本校の教育目標及び「環境・生産システム工学」教育プログラムによる学習・教育目標との対応
本校の教育目標 |
教育プログラム科目区分 |
学習・教育目標との対応(JABEE基準: d) |
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3 |
基礎工学科目 設計・システム系 |
A-2 (50%) |
D-1 (25%) |
D-2 (25%) |
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D 学習上の留意点
3年で学習したバイアス設計や、等価回路の扱いに十分馴れていることが必要である。また、進んで問題を解いてみることが大切である。
E 評価方法
定期試験4回(80%)、小テスト・演習等(20%)にて評価する。
F 授業内容 講義:前期(T)30時間・後期(U)30時間,自学自習30時間 総時間数90時間
授業項目 |
時間 |
内 容 |
教育 プログラム |
電子回路(T) 1.帰還増幅回路 ・負帰還の原理 |
12 |
負帰還の原理・効用が説明できる。 |
A-2 D-1 D-2 |
・負帰還の効果 |
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・負帰還の種類 |
直列―直列、並列−並列等の種々回路を理解できる。 |
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・負帰還による入出力インピーダンス |
負帰還をかけることで、増幅器のインピーダンスがどのように変化するかを説明できる。 |
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・負帰還回路の実際
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各種負帰還回路の動作量を計算することができる。 |
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2.電力増幅回路 ・A級電力増幅回路 |
A級増幅の電力、効率等が計算できるようになる。 |
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(前期中間試験) |
2 |
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・B級プシュプル増幅回路 |
16 |
B級増幅の電力、効率等が計算できるようになる。 |
A-2 D-1 D-2 |
・OTL回路 |
OTL回路の原理について理解できる。 |
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・C級電力増幅回路
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C級増幅の電力、効率等が計算できるようになる。 |
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3.集積基本電子回路 ・電流源回路 |
電流源をトランジスタでどのように構成するかを理解する。 |
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・差動増幅回路
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差動増幅回路の差動・同相利得が計算することができる |
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・ダーリントン接続
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ダーリントン接続の電流利得が計算することができる。 |
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(前期期末試験) |
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電子回路(U) ・レベルシフト回路 |
8 |
レベルシフト回路について説明することができる。 |
A-2 D-1 D-2 |
4.演算増幅回路(オペアンプ)
・アクティブ・フイルタ回路
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6 |
各種オペアンプ回路の計算ができるようになる。
オペアンプを用いたフイルタ回路について,伝達関数を計算できるようになる。 |
A-2 D-1 D-2 |
(後期中間試験) |
2 |
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5.発振回路 ・発振条件 |
1030 |
幾つかの発振条件の求め方を習得する。 |
A-2 D-1 D-2 |
・RC、LC、水晶発振回路 |
各種発振回路の発振条件を計算することができる。 |
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・PLL |
PLLの原理を説明することができる。 |
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6.変調・復調回路 ・AM、FM、PM変調回路 |
4 |
変調の原理を式を立てて説明することができる。
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A-2 D-1 D-2 |
(学年末試験) |
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◆ 自学自習 ・ 予習復習 ・ 演習課題 ・ 小テスト・定期試験の準備 |
30 |
自学自習時間として、日常の授業のための予習復習時間、理解を深めるための演習課題の考察・解法の時間及び小テストや定期試験の準備のための時間を総合して30時間と考えている。 |
A-2 D-1 D-2 |
G 関連科目 電気工学実験、半導体工学、電子工学、電気回路
旭川高専2007 |