科目名

国語

科目CODE

001

学年・学科等名

第1学年 全クラス

担当教員

石本裕之(8050)・倉持しのぶ(8057)・加藤岳人(8059)

単位数・

4単位・通年

総時間数

120時間(含:中間試験)

教 科 書 名

『新編国語相互』(三省堂

補 助 教 材

『教科書準拠問題集』(三省堂)・『級別漢字学習』(とうほう)

参  考  書

『新国語便覧』(第一学習社)・国語辞典・漢和辞典・古語辞典

 

A 教育目標

国語を適切に表現し的確に理解する能力を育成し、伝え合う力を高めるとともに、思考力を伸ばし心情を豊かにし、言語感覚を磨き、言語文化に対する関心を深め、国語を尊重してその向上を図る態度を育てる。

 

B 概要

現代文・古文・漢文をバランスよく学習し、国語に関する基礎的な知識・読解力・鑑賞力が身につくように授業を進める。漢字検定試験準2級以上(4年生までに2級)合格をめざす。

 

C 本校の教育目標との対応  1

 

@ 学習に有用な、しっかりしたノート作りを確実に行い、理解力・表現力の伸長に心がける。

▼はじめの授業にノート作り指導をする。以後、どの教材もその仕方で各自ノート作りを行うこと。

▼現代文・古文・漢文それぞれ別個の、ノートを用いること。(ファイル式は不可。)

▼古文は予習として、本文書写と活用語、特に助動詞の明示を怠らないこと。

▼漢文は予習として、白文と書き下し文の記入を怠らないこと。

▼現代文ノートでは特に、聞き取りながらメモする作業を重視すること。

 

A 辞書を引き予習復習を行って、漢字力・語彙力を養成し、日常的な学習習慣を身につける。

▼教材程度のレベルの文章を自力で読み解くことができるようになることが肝心。

▼予習習慣の身に付けが、学習習慣身に付けの基礎であることを忘れないように。

▼「自分で調べ、読み、書く」ことが「勉強」であると、銘記すること。

 

B 新聞を含め広く文章に親しみ、実際に読み書きすることを心がける。具体例としてコラム写書を行うことを推奨する。

▼必要な能力を身に付けるために、国語が不得意と自分で思う者ほど取り組む必要がある。

▼平常点に結びつくものであるから、国語が不得意と自分で思う者ほど取り組む必要がある。

 

E 評価

定期試験4回(70%)、ノート・課題等平常点(30%)で評価する。漢字検定結果を加味する。


F 授業内容

授業項目

時間

内     容

ガイダンス

 

ノート法演習

1

 

2

・学習意義や評価法、検定受検の意義がわかる。

・予習・復習、授業への取り組み方がわかる。

・ノート法の基本を身につけることができる。

漢)・漢文に親しもう

・春暁〈漢詩〉

・五十歩百歩〈故事成語〉

【訓読のしかた】

2

3

 

+2

・漢文に親しみ、漢字・熟語・基本的漢文の構造を理解し、訓読文を読み下すことができる。

・訓点を付けたり、書き下し文にしたりできる。

現)・水の惑星〈随想〉

  ・真実の鏡〈随筆〉

4

4

+3

・筆者の考えを読み取りながら、自分の考えを深めることができる。

古)・古典の響き

・鳩と蟻

・榎の木の僧正〈徒然草〉

   【古文の読み方】

2

3

+2

・音読を通して古典のリズムを感じ取ることができる。

・歴史的仮名遣いを理解し、古典に親しみ、現代の言葉との関連を理解することができる。

前期中間試験   

1

 

漢)・蛇足〈故事成語〉

・漢詩六首〈漢詩〉

 【漢詩の表現】

3

2

+2

・漢文の訓読や訓点・書き下し文に慣れ、身近な漢文を読解することができる。

・詩の形式を理解し、鑑賞することができる。

現)・羅生門〈小説〉

 

  ・コインは円形か〈評論〉

  ※草之丞の話

6

 

5

+3

・背景事項、人物の心理変化を的確に読み取り、小説を味読することができる。

・論理の展開をとらえ、思考を深めることができる。

※読書レポートをまとめることができる。

古)・阿蘇の史〈今昔物語集〉

  ・高名の木登り〈徒然草〉

【古語の意味と形・用言の活用他】 

3

3

+2

・古文の文体に慣れ、筆者のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。

・活用と活用形、係り結びを理解することができる。

(前期末試験)

 

 

漢)・鶏鳴狗盗〈史記〉

5

+2

・訓読や訓点・書き下し文に習熟し、表現の特色と話の展開について理解することができる。

現)・水の東西〈評論〉

・世界観の変貌〈評論〉

 

※猿が島

5

6

+3

・論理的な文章の構成を理解し、叙述に即して読解することができる。

・提起された問題に対して自ら考えることができる。

※読書レポートをまとめることができる。

古)・白玉の露〈伊勢物語〉

  ・さらぬ別れ〈伊勢物語〉

【助動詞の用法】  

3

3

+2

・古文の文体に慣れ、内容を理解することができる。

・登場人物の心情を読み取り、歌物語の特色を理解することができる。

後期中間試験   

1

 

漢)・論語のことば〈論語〉

 

5

+2

・漢文基礎知識を固め、孔子の学問に対する考え方を知り、自己の考えを深めることができる。

現)・言語は色眼鏡である〈評論〉

  ・情報と身体〈評論〉

5

5

+3

・筆者の認識を正確にとらえ、自らの考えを深めることができる。

 

古)  ・旅立ち〈奥の細道〉

  ・平泉〈奥の細道〉

【敬語】

4

3

+2

・筆者の旅への思いを味わうとともに、俳句についての基本的な事項を理解することができる。

・敬語を理解することができる。


G 関連科目 文学、言語表現、哲学、歴史、科学全般


旭川高専2007