専攻科 科目名 |
生命科学 |
JABEE科目 |
科目CODE 1012 |
学年・学科等名 |
第1学年 専攻共通 |
担当教員 |
小林 渡(8039) |
単位数・期間 |
2単位・前期 |
総時間数 |
90時間(含:自学自習) |
教 科 書 名 |
やさしいバイオテクノロジー (芦田嘉之著 ソフトバンククリエイティブ サイエンス・アイ新書) |
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補 助 教 材 |
プリント・視聴覚教材 |
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参 考 書 |
図書館所蔵の生化学,分子生物学教科書,生命科学関連の新書や参考書 |
A 教育目標
分子生物学を中心とした生命関連科学の基礎的な事項と,現代の先端科学の一端を担っているバイオテクノロジーに関する情報を理解する事ができ,それぞれの専門分野との関連を自ら見つける力を養うことを目的とする。
B 概要
生物を非生物から区別する様々な性質は,ゲノムと呼ばれるDNAのデジタルな情報に基づいており,ゲノムの構造,そしてゲノム中に含まれる遺伝子の機能とその調節の基礎を学ぶ。現在の生命科学の重要分野である再生医学、遺伝子組換え技術等の目的と現状を学ぶと共に,先端科学に不可欠な倫理についても実例を基に考察する。
C 「環境・生産システム工学」教育プログラムによる学習・教育目標との対応
教育プログラム科目区分 |
学習・教育目標との対応 (JABEE基準:a,b,c,d,e) |
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基礎工学科目 材料・バイオ系 |
A-1 (50%) |
A-2 (20%) |
B-3 (10%) |
C-1 (10%) |
D-1 (10%) |
D 学習上の留意点
生産システム工学専攻の学生については生命を分子の立場から理解することを,応用化学専攻の学生は生命を機械・エネルギーの観点から観ることにそれぞれ注意する。また先端技術を生命倫理の観点から自分なりの意見を構築することを目標に,生命科学関連のマスコミ報道等にも関心を持つことが大切である。毎回の講義終了時に質問や意見(質問票)の提出と生命科学に関する小論文の提出(1回)を求めるので,積極的に講義に臨むこと。
E 評価方法
期末試験(一般記述試験70%,課題・小論文20%),質問票の内容(10%)で評価する。
E 授業内容 講義:30時間,自学自習60時間 総時間数90時間
授業項目 |
時間 |
内容・到達目標 |
教育 プログラム |
生命科学の基礎1 (マクロな生物学) |
4 |
生物と無生物の違いを説明できる。すべての生命体に共通する仕組みと生命の多様性について説明できる。 |
A-1 |
生命科学の基礎2 (分子生物学と細胞生物学) |
6 |
体細胞分裂、減数分裂、受精、胚発生などの基本的な生命現象とそれに対しての遺伝子のかかわりについて説明出来る. |
A-1 A-2 |
生命科学の基礎3 (ミクロな生物学) |
4 |
生命体を作り上げている物質(タンパク質)の構造と生物の機能の関係について説明できる。 |
A-1
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生命科学の基礎4 (遺伝子の構造と機能) |
4 |
ゲノム中の遺伝子の機能について説明出来るゲノム計画とポストシークエンス研究の現状について説明できる。 |
A-1 A-2 |
初歩のバイオテクノロジー |
5 |
バイオテクノロジーの目的と基礎的な技術について理解し説明できる |
A-1 A-2 |
動物とヒトのバイオテクノロジー (生命科学における特許と倫理) |
5 |
遺伝子組換え作物、クローン生物,再生医療等の概要を学ぶことを通して、ゲノム情報の取り扱い(個人情報、倫理、特許)について、自分なりの意見を構築することが出来るようにする。 |
A-1 B-3 D-1 |
(期末試験) |
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◆自学自習 予習復習(30時間) 課題によるレポート作成(20時間) 期末試験準備(10時間) |
60
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C-1 |
G 関連科目 生物学,化学
旭川高専2007 |