1. ホーム>
  2. 学校案内>
  3. 旭川高専Q&A

旭川高専Q&A

1.全般に関わること

Q1-1旭川高専は,どのような学校ですか?
高専は,日本の高度成長に伴う技術者不足を解消するため,中学校卒業者を対象とする技術者養成を目的とした5年制の高等教育機関として,昭和37年度から全国各地に設置された学校です。(平成23年度現在,国立51校,公立3校,私立3校) 旭川高専は,一期校として昭和37年に設置されました。以来,北海道の技術者教育の拠点の一つとして多くの人材を産業界などに送り出しています。 校則は,自学自習を基本とした自由な校風ですが,逆に自らを律し,自主的に思考し行動する学習習慣と生活習慣が求められます。
Q1-2高校との違いはどんなところですか?
高校の修業年限は3年,高専は5年です。高専は,大学・短期大学と同じ高等教育機関に位置付けられ,高専卒業後は準学士と称することができます。
旭川高専は工業高専なので,数学,物理及び工学系の専門科目について高校より深く専門的な勉強をします。
Q1-3旭川高専にはどんな学科がありますか?

旭川高専には,機械システム工学科,電気情報工学科,システム制御情報工学科及び物質化学工学科の4つの学科があります。各学科で学ぶ内容を簡単に書けば,次のとおりです。

  • 機械システム工学科・・機械やコンピュータを使った装置の仕組みを学ぶ
  • 電気情報工学科・・電気回路や,情報として電気を操る方法を学ぶ
  • システム制御情報工学科・・コンピュータを中心としたシステム作りを学ぶ
  • 物質化学工学科・・現代社会を支える基礎となる化学と生物学を学ぶ
それぞれの学科の詳しい特徴は,本校「学校案内」をご覧ください。
Q1-4旭川高専ではどのような勉強をしますか?
旭川高専では,大きく分けて一般科目と専門科目の2種類の内容の勉強をします。一般科目は,国語・社会・英語・数学・物理・化学・体育・情報・美術などです。専門科目は,例えば機械加工学・基礎電気回路・制御工学・分析化学など各学科別に開設されている専門的分野の科目です。
本校では5年間の一貫教育の特色を生かし,一般科目と専門科目をくさび型に配置し,学生の発達段階に応じて後期中等教育のレベルから高等教育のレベルまで充実した内容の教育が施されています。低学年では一般科目の割合が高く,学年が進行するにつれ専門科目の比率が高まります。
Q1-5高専3年修了者は,大学受験資格がありますか?
高専3年修了者は,大学入学資格の一つである「通常の課程による12年の課程を修了した者」に該当し,大学受験資格が与えられます。
Q1-6高専にはどんな人が向いていますか?

旭川高専は工業高専ですので,科学技術やものづくりに興味があり,夢の実現まであきらめずに努力できることが先ず望まれます。
また,勉強する内容は数学や理科(特に物理・化学),それらに立脚した専門科目が多くなりますので,数学や理科が得意な人が向いていますが,国際化の時代を見据え,旭川高専では英語教育にも力を入れています。
その他,高専の修業年限は5年間なので,自分でこつこつと地道な努力ができることや意思の強さも大切な要素となります。
旭川高専のアドミッションポリシー(求める学生像)は,こちらをご覧ください。

Q1-7女子学生の比率はどれくらいですか?

平成29年度在籍学生のうち,1年生から5年生までの合計人数のうち,女子学生の占める割合は,各学科別に次のとおりです。

機械システム工学科 3%
電気情報工学科 9%
システム制御情報工学科 9%
物質化学工学科 36%
Q1-8制服はありますか?
旭川高専に制服はありませんが,一部の学科では実習や実験時に作業着や白衣を着用します。
Q1-9入学時に必要な経費はどれくらいですか?

入学時に必要な経費は,次のとおりです。

入 学 料: 84,600円
授 業 料: 117,300円(年額234,600円を4月と10月に分納します。)
教科書・教材費: 約80,000円(学科により異なります。)
学 生 会 費: 8,000円(年額。入会金1,000円を含む。)
後 援 会 費: 95,000円(5年分。入会金10,000円を含む。)
なお,学生寮に入寮する場合は,別途経費がかかります。(「Q5-6」参照)
Q1-10奨学制度はどのようなものがありますか?
  • 入学料免除
    入学前1年以内において学資負担者が死亡した場合,又は風水害の災害を受けた場合など,特別な事情により入学料の納付が困難であると認められる場合には,選考の上で入学料の全額又は半額が免除されることがあります。
  • 就学支援金(1~3年生)
    1~3年生は,「高等学校等就学支援金」の対象になります。(年額118,800円)
    なお,学資負担者の所得に応じて加算支給されることがあり,高専の場合,支給される最高額は年額234,600円です。
    就学支援金は,高専機構が国から代理受領を行い,学生が払うべき授業料の一部に充当しますので,学生が直接受領するものではありません。
  • 授業料免除(4・5年生,専攻科1・2年生)
    経済的理由により授業料の納付が困難であり,かつ,学業・人物ともに優秀である場合には,選考の上で授業料の全額又は半額が免除されることがあります。現在,50名程度がこの制度の適用を受けています。
  • 奨学金の貸与(全学年)
    日本学生支援機構の規定に基づき,学業・人物ともに優れ,経済的事情により修学が困難であると認められた場合には,選考の上で奨学金が貸与されます。現在,100名程度が奨学金の貸与を受けています。

2.入試関係について

Q2-1学力選抜の合格に必要な内申ランクはどのくらいですか?
学力選抜の合否判定は,学力検査の成績,個人調査書及び入学意思確認書の総合判定により行っており,内申点が一概にどのランクであれば必ず合格するとは言えません。ただ,学力選抜により合格した入学者のここ数年の状況を見ると,Cランク,Dランクの比率が高いようです。
Q2-2推薦選抜の出願資格はどうなっていますか?

次の全ての条件を満たすことが必要です。(平成29年度入学者募集要項から)

  • 平成29年3月に中学校を卒業見込みの者又は中等教育学校の前期課程を修了見込みの者及び中学校卒業者と同等以上の学力があると認められる者(学校教育法施行規則第95条各号に該当する者)
  • 学業成績が中学校3年間における9教科の5段階評定の合計が105以上であること及び主要5教科(国語・社会・数学・理科・英語)の5段階評定の合計が60以上であること。又は第3学年における9教科の5段階評定の合計が35以上であること及び主要5教科(国語・社会・数学・理科・英語)の5段階評定の合計が20以上であること。
  • 本校への入学意思が特に固いこと。
  • 人物が優れ,学校長が責任をもって推薦できること。
Q2-3入学意思確認書とは何ですか?
旭川高専は,公立高校との併願が可能なため,本校に合格しても入学を辞退する志願者も多くいます。そこで,適正な数の入学者を確保するための手段として本校を第一志望とする志願者には入学意思確認書を提出してもらい,合格者を決定するための参考としています。
入学意思確認書を点数化するなどはしていませんが,合否ギリギリのライン上にいる志願者には有利に働く可能性があります。
なお,入学意思確認書提出者は必ず入学するものとの前提で合格者の数を決定していますので,入学辞退は他の志願者にも影響が及びます。本校が第一志望で,合格した際には必ず入学する意思のある志望者のみ提出してください。
Q2-4過去の入試問題を手に入れることは可能ですか?
国立高等専門学校機構のホームページから過去3年分の入試問題と解答をダウンロードすることができます。http://www.kosen-k.go.jp/examination.html
また,出版社から過去の入試問題集が出版されており,高専の過去問題が含まれたものもありますので,そちらを購入する方法もあります。
Q2-5ロボコンをやるならどの学科が良いですか?
旭川高専は,高専ロボコンで過去に全国優勝2回,ロボコン大賞受賞1回を誇るロボコンの強豪校です。
ロボコンをやりたいのであれば,機械系の学科である機械システム工学科,電気情報工学科及びシステム制御情報工学科がロボット製作に関連した授業を受ける機会も多く,望ましいです。しかし,ロボコンは課外活動の一環として行われているので,物質化学工学科の学生でも興味があれば参加できます。
Q2-6北海道公立高等学校との併願は可能ですか?
旭川高専は,北海道公立高等学校合格発表日の午後2時を入学手続きの締め切り時間としており,北海道公立高等学校の合否を確認後に入学手続きができるので,併願は可能です。
他都府県に関しては,それぞれの都府県の公立高等学校の入試日程をご確認願います。

3.授業関係について

Q3-1どのような教科書を使っていますか?
低学年(1~3年)で学ぶ一般科目の授業に関しては,高校で使われている検定教科書と同じものを主に使用しています。
また,専門科目の授業に関しては,一般の書籍として売られている専門書が教科書となる場合もあります。
Q3-2進級の要件はどうなっていますか?
旭川高専は,多くの高等学校と同じように学年制を採用しています。成績が悪かったり,欠席日数が多かったりすると上の学年には進めません。
進級するためには,その学年の全ての科目を修得(評定60点以上)することが原則ですが,一定の条件の下で仮進級する制度があります。
なお,仮進級者は,未修得科目を次の年度に修得しなければなりません。
また,同じ学年を引き続き2回留年することはできません。
Q3-3留年することがあるのですか?
残念ながら,成績不振により留年する者がいます。その理由の多くは,そもそも高専に入学してきた目的意識が希薄だったことで勉学意欲を失ったり,ゲームや趣味に夢中になって授業についていけなくなることです。これは高専に限りませんが,目的意識をしっかりと持ち,日々の予習・復習を欠かさずに行う努力が必要です。
なお,平成26年度から平成28年度までの3年間では,残念ながら第1~第5学年で平均3.1%の学生が留年しました。
Q3-4欠席が多いとどうなりますか?
各科目の履修認定には,科目ごとに総授業時間数の4/5以上を出席していることが必要です。出席時間数が4/5未満の場合は,その科目の履修は不認定となり,評定は0点となります。
また,総授業時間数の2/3以上出席していない科目が1科目でもあると,その学年全ての科目の履修が不認定となり,進級できません。
Q3-5授業の内容は難しいですか?
高専は,とても難しい勉強をしていると思われがちですが,急に難しいことを学ぶわけではなく,中学校卒業時からの初歩的な内容から始まり,段階的に難しい内容になっていくため,日々の予習・復習を心がけていれば,恐れることはありません。
また,授業以外でも,先生や専攻科の先輩が勉強を教えてくれたり,学習相談に乗ってくれる仕組みがあり,必要に応じて学習支援を受けることができます。
Q3-6学期や休業日はどうなっていますか?
旭川高専は,2学期制です。前期は,4月1日から9月30日まで,後期は,10月1日から翌年の3月31日までです。
学校は週5日制で,土曜日,日曜日及び祝日は特に学校行事等が入らなければ休みとなります。
休業の具体的な日程は年度によって異なりますが,夏期休業は7月下旬から8月下旬まで,冬期休業は12月下旬から翌1月上旬まで,春期休業・学年末休業は3月中旬から4月上旬までが大よその目安となります。
Q3-7学校行事にはどのようなものがありますか?
4月・・入学式,対面式,新入生合宿研修(1学年)
5月・・校内体育大会
6月・・前期中間試験,宿泊研修(第2学年)
7月・・北海道地区高専体育大会,夏期休業
8月・・全国高専体育大会,インターンシップ(第4学年)
9月・・前期末試験
10月・・ロボコン北海道地区大会,高専祭,見学旅行(第4学年)
11月・・ロボコン全国大会
12月・・後期中間試験,冬期休業
1月・・学生総会,学習到達度試験(第3学年)
2月・・学年末試験,卒業研究発表会(第5学年)
3月・・卒業式,壮行会,学年末休業
Q3-8学科間の転科は可能ですか?
入学後,やむを得ない事情があると認められる場合は,転科を認めることがあります。
ただし,転科には,転科希望者が成績優秀であること及び受け入れ先学科の学生数に余裕があることなどの条件があり,本人の希望だけで転科できるものではありません。

4.学生生活について

Q4-1クラブ(部)活動にはどんなものがありますか?

多くの学生は,放課後等の時間を利用してクラブ活動を行い,学科・学年の垣根を越え,仲間達と共通の目標に向って切磋琢磨しています。旭川高専は,北海道高等学校体育連盟(道高体連)及び北海道高等学校野球連盟(道高野連)にも加盟(道高体連は準加盟)しており,高専でクラブ活動のある種目については高野連及び高体連の大会に参加可能です。
本校にあるクラブは次のとおりです。(平成29年度現在)

運動部・・野球部,陸上部,卓球部,バスケットボール部,バレーボール部,ソフトテニス部,硬式テニス部,サッカー部,ラグビー部,柔道部,剣道部,バドミントン部,アーチェリー部
文化部・・吹奏楽部,茶華道部,軽音楽部,パソコン部,発明研究会
その他・・ロボット・ラボラトリ
Q4-2公共交通機関での通学方法を教えてください
公共交通期間で通学するには「道北バス」の29番(大町経由)若しくは30番に乗車し,「高専前」停留所で下車し,徒歩1分です。JR旭川駅からのバス所要時間は,約25分です。
なお,居住地域によっては,「道北バス」28番(末広経由)が便利なこともあります。
Q4-3在学中に自動車運転免許を取得することができますか?
可能ですが,免許取得後は,取得した旨を学校に届け出てもらいます。
なお,本科(第1~5学年)学生は,本人の運転による自動車・バイクでの通学はできません。
Q4-4在学中のアルバイトは可能ですか?
学生の本分は,もちろん勉強することにあります。しかし,学資の一部を補うなど,やむを得ない事情がある場合にはアルバイトを許可しています。
なお,平日のアルバイトは原則として認めていません。
また,危険を伴うものや入場に年齢制限のある場所等でのアルバイトや夜9時を過ぎるアルバイトは禁止しています。

5.学生寮について

Q5-1学生寮への入寮基準はどうなっていますか?
入寮が認められるケースは,遠隔地からの入学に伴い,通学が困難な学生のみとされています。
但し、入寮には審査があり、居住地や入寮希望者数等により、ご希望に添えない場合があります。入寮については原則4月のみとされていますが、家族の転勤などの理由により通学が困難となった場合は、年度途中であっても入寮が許可されることがあります。
Q5-2寮での生活に必要なものはどんなものですか?

寮の居室に備え付けてあるものは,「机」,「椅子」,「本棚」,「ベッド」,「ロッカー」,「ゴミ箱」で,これらについては無償で貸与されます。
なお,個人で用意するものは,概ね次のとおりです。

「寝具」,「洗面用具」,「衣類」,「上靴」などの身の回りの物また,「電熱器具類(ストーブ・コンロ・電磁調理器・トースター・アイロン等)」,「冷蔵庫などの消費電力の大きいもの」,「テレビ(第3学年まで)」については,持込禁止となっています。
Q5-3寮は何人部屋ですか?
男子寮は,1年生及び2年生が2~3人の相部屋で,3年生からは個室となります。
(上級生の入寮状況によっては,3年生の一部が相部屋になる場合もあります。)
女子寮は、低学年が2人の相部屋で、高学年は個室となっています。
(入寮状況によっては3人部屋になる場合もあります。)
Q5-4寮の設備はどうなっていますか?
男子寮と女子寮それぞれに食堂,浴室,洗濯室(全自動洗濯機・ガス乾燥機)が整備されており,さらに各棟各階には談話室及び補食室(保冷庫付き)が設置されています。
なお,女子寮の玄関については,指紋認証オートロックシステムが採用され,寮生個々の登録した指紋以外は決して入寮できない等,セキュリティには最大限配慮した設備となっています。
Q5-5寮のインターネット接続環境はどうなっていますか?
男子寮及び女子寮それぞれにパソコンを常設した部屋があり,そこでインターネットを無料で利用できます。
ただし,パソコンの台数が男子寮・女子寮共に少なく,また利用時間が決められていることから,寮生の中には私費でデータ通信カードを購入・契約し,個人のパソコンでインターネットに接続している学生もいます。
Q5-6寮での経費はどれくらいかかりますか?
年度によって異なりますが、寄宿料、食費、父母会年会費など月額約45,000円となっています。

6.進路について

Q6-1卒業後はどのような進路がありますか?
旭川高専の卒業生は,年度や学科によって異なりますが,卒業生のうち就職する者が約6割,進学する者が約4割となっています。
就職先は,本州企業へ就職する割合が高いですが,道内企業に就職する者もいます。平成28年度の求人倍率は24~28倍(学科により異なる)で,希望者の就職率は約100%でした。
また,進学する者の多くは,工学系の国立大学の3年次(大学によっては2年次)に編入するか,高専専攻科に進学します。
Q6-2高専卒業後に大学へ編入できるのですか?
高専卒業後,さらに向学心に溢れた人は,高専専攻科に入学したり,工学系の大学へ編入学(主に3年次)して勉強しています。大学は,複数の国公私立大学を受験することが可能ですので,受験機会の多さも利点の一つです。長岡技術科学大学及び豊橋技術科学大学は,主に高専卒業者を受け入れるための学校で,毎年多くの学生が両大学へ進学しています。
平成28年度は,卒業生の4割(64名)が両大学の他,旭川高専専攻科や北海道大学などへ進学する道を選んでいます。
Q6-3専攻科とは何ですか?
専攻科は,高専の5年間の課程(本科と称します。)を卒業後,さらに工学系の知識を深めるために設けられた2年間の専門課程です。旭川高専の専攻科には,機械・電気・制御系の生産システム工学専攻と化学系の応用化学専攻の二つの専攻があります。専攻科に進学するためには入学試験に合格しなければなりません。
専攻科を修了し,試験に合格すると大学卒業者と同等の「学士」の学位が授与され,大学院へ入学するための受験資格を得られます。
専攻科修了後は,企業への就職の他,大学院へ進学する者も多く,平成28年度修了者の場合9名が北海道大学大学院などへ進学しました。
Q6-4高専を卒業するだけで取得できる資格や免許はありますか?
旭川高専の場合,卒業するだけで取得できる資格や免許はありません。